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気持ち悪いキャスター

朝、テレビを見ていたら、姉歯元建築士の奥さんが自殺したのだというニュースが流れ、「うわぁ…」と思っているところにキャスターが一言、「心労が積み重なったのでしょうか」みたいなことをのたまわった。

思わず「おまえらだろーが!」と指さしてツッコンでしまった。

罪の意識とか、ないの?マヂで!?

「事件報道」とか自称しているアレについていろいろ。
・テレビ局には被害者と被害者の家族のプライバシーや気持ちや時間を侵せるほどの「知る権利」はない
・テレビ局には加害者と加害者の家族に裁判所が与える罰以上の苦痛を与える権利はない。
・「知る権利」をしきりと振りかざすけど、視聴者の「知りたい情報」のニーズをリサーチしていないように思える。なにか悪いことした人がどんな豪勢な暮らしをしていたかとかなんて、僕はどうでもいいんだけど。大多数の人が本当にそれを知りたがってるのだろうか。
・テレビ局には視聴者のお茶の間の空気を守る義務がある。イヤな映像とかいきなり流さないでくださいほんとに。人が飛び降りた跡の血痕ついてる地面とか。そんなのいらない。「いらないなら消せばいいじゃん」って言う人、それが朝食食べながら即座に可能かどうかやってみろ。見ちゃった後で嫌な気分でチャンネルかえるのが精一杯。
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by tockri | 2006-03-29 14:56 | └ 出来事、雑感

できるというのとやるというの

例によって僕が一般的なことだなあと思っているだけで、考えるきっかけはプログラミングのことなんだけども。

何か高級なことを実際やって提示してあげられる、というのと、理論上それができるということを知っている、というのでは、質としての差はそんなにないように思える。ヴィトゲンシュタイン先生は「いやいやそれが本質的な差だ」って言うかもしれないけど。

こんなにも情報が取り出しやすくなってる(特にプログラミングについてはもう無限の知識がネット上にある)昨今、それが可能であるってことだけ解ってればやり方調べればなんとかなる。

でも、世の中にある「完成品」では、その高級なことが出来てないことが多い。

なんでかというと、「完成品」を作るのには制限時間があるから。「制限時間内にできる」と「できない」の差はものすごく大きい。

僕たちがなんでこんなにチマチマとめんどくさい勉強をし続けるのかといえば、ただひたすらに、「次の機会に制限時間内に高級なことをするため」なんであって、で、そのまた次の機会のための、さらに高級なことの基礎部分にするためで、さらに、複雑で高級なことを完遂する体力を強化するためなんだと思う。

シュレーディンガー方程式をどうこうしようって言うときに、行列演算とかオイラーの定理の証明とかに時間をかけてたら、「そのとき猫が死ぬのか死なないのか」の判定に何年もかかってしまって猫が寿命で死んじゃうわけだ。

「呼吸をするように」基本的なツールを使いこなして、「指先でちょちょいっと」応用ツールを使いこなす。その積み重ねによってのみ、高級な完成品は生み出される。

「やればできるのは知ってるよ。時間がないからしないけど」
というのは、たぶんに手遅れの可能性がある。ずっと積み重ねてきていれば、時間なんかかからないか、むしろ短くて済んだりするはずなんだ。
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by tockri | 2006-03-29 14:28 | ├ かんがえごと

続・エントロピーの話

続こうかと思ったのだけど、自分内の賞味期限が切れちゃったので面倒になった。

「僕と君が一緒にいる方がエントロピーが高い、つまり安定なのさ。」
「あまーーーーいっ」
「ネタで口説かないでよ」

みたいなとこに脳みそが流れていって沈没。だめだこりゃ。
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by tockri | 2006-03-29 13:48 | ├ 小咄

エントロピーの話

ほぼ日刊イトイ新聞-主婦と科学。
清水義範の「筑波の恋」という小説があるそうな。
彼女いない歴31年の理系研究者(専門は熱力学)がある普通の女性と初デートをしました。

場所が筑波で、専門が熱力学、はっはっは。笑えねー!
このお話の最後に導き出された教訓はこれ。

「デートの時にエントロピーを話題にしてはならない」
僕が行ってた筑波大の基礎工学類(今はないらしい)ってとこはそりゃあ「筑波でイタイ男がいるのはどこ?」という設問で常に情報学類とトップを争うハイレベルな場所だったわけで、たぶんだけど、デートで物理の話をしちゃう奴なんかもホントにいたと思う。

で、僕としては、そういう可哀想な重度の理系男子を擁護したい気持ちになっちゃうわけなんで、思わずこんなエントリーを書き始めちゃうのでした。

物理の話をついついしてしまう理系男子


理系、それも物理、工学を専門にする人はいくつになっても、その環境から抜け出さない限り、自然科学への愛情だけでやっていけてしまう。人間関係をうまくやる必要とか特にないし(うまくやるならそれに越したことはないけど)、金の勘定だってそんなにそんなにシビアじゃない。
そして、僕たち(あっ、言っちゃった)は自然科学が大好きなんだ。大好きなことについて語ってナニが悪いってんだ、べらんべえ!
あっ、ちがうちがう。そうじゃなくて。
まあ、「勉強なんて特に数学や理科なんてもう思い出したくもないわ」っていう人にとっては理解の外かもしれないけど。好きななにかがあって、目を輝かせてしゃべってるなんてカワイイじゃないの。なんて大きい心で接してあげてほしいな。な。

ただし、理系男子に告ぐ


好きなことについてしゃべるのはまあ、いいとして。女の子に「なんなのこいつ、キモッ」て思われちゃったのは、ひょっとしたら、ただ単に話題がエントロピーだったからじゃないかも知れない。

もし仮に、万が一、そんなケースはごく稀だとは思うけど、女の子が「エントロピーって何なのかしら?」と、多少の興味を持って、教えて欲しいなと思っていたんだとしたら。
それってほんとは大チャンスだったんじゃないのか。そこで「へえ、そういうことなんだ~」と思わせることに成功すれば尊敬のまなざしゲットだったかも知れない。
そこで「自分がエントロピーを完全に正確に理解してること」を相手に教え込もうとしちゃったのが間違いだったんだ。相手にとって見れば君はその道の人なんだからそりゃ知ってるのは当然で、そんなこと主張されたって面白くも何ともない。たとえ実際にはエントロピーをちゃんと理解している理系の学生が半分程度だったとしてもね。

それから、エントロピーってなんなのか、知らない人に理解させるのって、たぶん、至難の業だと思う。まさかいきなりdQ≦TdSとかは言ってないにしても、「乱雑さ加減だ」とか「必ず増大する性質が」とか言っちゃわなかっただろうか。なんだよ乱雑さって。おまえの話が乱雑すぎるっつーの。

相手のニーズを正しく把握してそれに正しく応えるって、工学では当たり前のセンスじゃないのかな。

もちろん、多くの場合は「エントロピーの話なんかどーでもいいんだけど」っていうのが相手のニーズだろうから、まあ、違う話にしとくのが無難だとは思うんだけど。

で、エントロピーの話。


で、さて、モテ・イケメンでもなくてエントロピーを正しく理解して使いこなせるかちょっと怪しい僕が、エントロピーなんて言葉は初めて聞くわーってお嬢さんに、その意味を教えてみろと問いかけられたらどうすっかなあというのが本文。

えーと、前置きが長くなったので続く。続かないかも。
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by tockri | 2006-03-27 20:41 | ├ かんがえごと

生きるのって簡単

いろんなことについて、難しく難しく考える人々がいて、ブログの数が増えるに従って、そういう人々の難しい難しい言説を読む機会が増えてきた。

でもたぶんその人と直接会ってしゃべったらそんな難しいこと言ってないよねきっと。

ブログで文章を難しくしてしまうのは、ツッコまれたり否定されたりして嫌な思いをしたくないからなんだろう。(とりあえず僕はそれが原因だった。で、ある時、まーいいじゃん否定されたらされたでって思って厳密性を捨てた。)


生きていく上で、そんなに難しい問題ってないんじゃないか。

現時点で答えがなかなか出ない問題ってのはそりゃあ山のようにあるけれど、答えが出ない時は考えない、後回しにすることにしちゃえば難しくない。後でもう少しステージが進めば答えも出るさ。

どうしても決断しなきゃいけないとき、頭で考えて答えが出ないときは、実際に体を動かしてみれば、それがあってたか間違ってたか体が教えてくれる。間違ってたら元に戻ってやりなおすか、次回の反省材料にすればいい。難しくない。

どうしても決断しなくちゃいけなくて、絶対に間違えちゃいけなくて、やり直しもきかなくて、次のチャンスもなくて、答えが出ない時、そりゃあ難しい。でもそんなこと、あんまりないよね。


ここを読んでるごく少数の方々にはそういう方はいないかもしれないけれど、
「ふん、悩みのない人は楽でいいね。あんたは本当につらい目にあったことがないからそんな脳天気なことを言ってられるのさ。いつか痛い目にあったらそんなこと言えなくなるよ。」
的な老婆心を起こして忠言してくれる方がある。その人は僕の行く末を案じてくれているわけではなくて、まあ何か言いたいってことなんだろうけど、僕はそういうことを言われたら、こういうことにしている。

「そのうち痛い目にあったら考えることにします。」

でも僕ときたら頭のできがいいので(加えて鈍感なので)大抵のことは苦にならない。なかなか痛い目に遭わない。

生きるのって簡単だ。
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by tockri | 2006-03-24 13:47 | ├ かんがえごと

QED 神器封殺

高田崇史。

いつのまにか11冊目になっていたQEDシリーズ。このシリーズを読んでいると、あと京極夏彦とかも併せて読んだりすると、日本人の「神」への対し方というのはそういうことなのか~と洗脳されていく。こういう説がアカデミックに価値のある説なのかオハナシとして面白いだけなのか、歴史とかに知識の全くない僕には判断つかない。

ともあれ僕は日本人が神を祀るというのは鎮魂であり、呪縛であるというのを信じた。キリスト教やイスラム教のような帰依の対象、規範としての存在ではなく、非業の死を遂げた人たちがタタらないように封じ込めておくために祀る。だから日光東照宮で家康が睨みを利かせる場所に秀吉がいるし、太宰府には菅原道真がいて厳重に祀られて(封じ込められて)いる。

昔からそうしてきたというのなら、じゃあもっと昔、天照大神や素戔嗚尊、大国主命なんかも、朝廷-天武天皇に滅ぼされた御霊なんだろうと、そう思って古事記や日本書紀、風土記なんかを読んでみるとほら、こんなに二重三重の仕掛けがあるんだよと本は教える。

「神として祀る」というのはそういう意味=忌みなのだと思ってみれば、靖国神社に戦死者の霊を封じて、国のトップが(たとえ形式的にでも)祀り続けるというのは、日本的には当たり前のやり方なのかもしれない。非業の死者はそうしないと祟るんだから。

そういえばまた思い出したけど高校の時歴史の先生が「天照大神=卑弥呼」説を教えてくれたっけ。今はそれがけっこうポピュラーな説だと知っているけど、当時はやっぱり驚いた覚えがある。

今回の本では「蛇」がテーマの一つとしてでてくる。そういえば「祀」って言う字もまんま巳だね。蛇を信仰する古代宗教は世界のあちこちにあるらしいと何かで読んだ。世界中の民族がなにかそういう一つの記憶を共有しているのか、それとも人間という種の中にDNAレベルで蛇への恐怖心が植え付けられているのか。

楽しいねえ。
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by tockri | 2006-03-17 12:07 | └ 読書

お気に入り:自分ち

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今度の住居はちょっと駅から遠いけれど、建物が作りかけのときに先に出来ていた一部屋を見ただけで即座に「ここにしよう!」と決めた物件。

一番の特徴は、ルネス工法っていうらしい、「床面積と同じ面積の床下収納」。もちろんごっつい梁が床下に入っているから重いものを載せても問題ない。床下が空洞なので自分の足音がけっこう部屋に響くけど、床下部分で遮音がなされるおかげで、上の部屋が引っ越ししていても全く何も聞こえない。

この広大な収納スペースのおかげで、2つあるクロゼットは夫婦で一つずつ占有できてガラガラ。服しか入れないでいいんだもの。うちはタンスとか収納家具もほとんど置かないので、LDK12畳+洋室6畳+6畳のスペースは2人じゃ使い切らないぐらい広くなる。

土地は有限だから横に広げるのは無理がある、狭い部屋を有効に使う基本は「モノを縦に積み重ねること」なわけで、じゃあフロアごと重ねちゃえばいいじゃない、という発想は、まあ目の当たりにすればそりゃそうだよね。

ここに何年か住んでみて、どんな問題が起こったり起こらなかったりするのか、長期耐久テストの出発点ということでここに記録しておきましょう。
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by tockri | 2006-03-11 11:04 | ├ 家

福岡第一印象

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福岡で一週間過ごしてみてのふぁーすといんぷれっしょん。

自治体がんばってる

細い裏路地で、いちいち全ての交差点にカーブミラーがついてたり
ゴミの分別が「燃えるゴミ(皮、ビニール含む)」「燃えないゴミ(カン含む)」「ビン+ペットボトル」の3種しかなくてかなり高性能な焼却炉を持ってるんだなーと思ったらゴミの分別袋の値段に添加されてたり

外食天国

いわゆるベッドタウンと言われる、僕の住む西区にあっても、結構いい割合で入りやすそうな食べ物屋さんが点在。しかも旨い。ベッドタウンで家ばっかりで喫茶店すらなかった埼玉県和光市とは大違い。

交通

城南区より東側は古い都市部のままなので道が狭く、やたらと信号が多くて車で動くには不便。東京よりは100倍ましだけど。
早良区より西側は道路に相当気合い入った整備をしていて、車もバスもスイスイ動いて快適。

道ゆくドライバーの性格

面白いことに、いろんな街に住むとどこも車の運転に特徴がある。今までの最悪は名古屋。片側3車線の100m道路で60km/hで走っている車と、その合間をギュンギュン80km/h以上で抜いていく車が半々。どっちにも合わせられなくて心底恐ろしかった。
福岡は全体的にのんびりで、スピードはあんまり速くなくて、でも割り込みはあんまり許してくれない感じ。タクシーとバスがかなり強気な運転をする。

空の色

ああやっぱり空の色がちゃんと青いのっていいよねえ。
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by tockri | 2006-03-07 13:36 | └ 出来事、雑感

お弁当

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事務所の窓から福岡タワーが見えます。
そして窓のこちらに愛妻弁当ですよ。
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by tockri | 2006-03-07 11:52 | └ 料理
 
移転しました。
by tockri
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