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日本国債

日本国債
幸田真音

最近気になっている国債について、そのままズバリなタイトルの本を見つけたのでご購入。教科書みたいなのより小説の方がオモシロく読めるからねえ。

国債の発行と消化のことについて説明されていて、なおかつ面白い。

ちょっと、ディーラーという人種を戯画化しすぎているあたり、かえって「そこまで判りやすかぁないでしょ」って感じてしまったけど。

国が10年ものの国債を発行するとき、10年後に国がその額の数%増しで返せるだけの税金収入があるって見込んでるってことなんだと、とてもシンプルにしてしまえばつまりはそういうことで、で、今年の10年債発行額が22兆円

返せないじゃん!

現時点で毎年でっかい国債を発行してるってことはつまり国は赤字経営をしてるってことだねえ。

日本の収入、つまり給料の30%とかの所得税と、企業の利益の20%とか30%とか納められる法人税と、すべての消費の5%の消費税って今後もどんどん減っていくはずだよねえ。だって経済活動の弱い老人ばっかりで働き手が減るんだから。

収入が増えないんなら支出をどーんと減らさないと黒字転換はできない、「借金が返せません」って言うわけにもいかずまた借金して借金を返す自転車操業をする・・・

これってあれだね、リボ払いみたいなもんだね。
「わーい毎月2万円ずつしか返さないで良いんだ~楽ち~ん」
って言いながら毎月毎月5万円ずつ買い物する、みたいな。その買い物をやめるか現金で買い物できるだけの収入を確保するかどっちかにしろバカ、と。

これから高齢化社会になってジーサンバーサンだらけになって、そのさらに何十年か後には若い人だらけになる、というかジーサンバーサンになった世代がいっぺんに死んじゃうから人口ががたっと減る。日本が本当に元気になるとすればその頃なわけで、ちょうど僕達の子供ぐらいの時代なんだろう。

そんときに国が破綻寸前の借金苦でグチャグチャのインフレになってたりなんてあまりにも、まだ見ぬ子供達に申し訳が立たない。

そんなわけで、国の支出をちゃんと減らそうっていう構造改革には是非頑張っていただきたい>政治関係の皆さん

財務省:魅力あるクニづくり、ここからはじめてみませんか
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by tockri | 2005-06-14 01:02 | └ 読書

年上のヒトを部下に持つ幸せ

ふとした拍子で行き当たった渡辺幸三さんのブログ「設計者の発言」。とても実績のあるシステム屋さんということだけど、実績のない僕にも共感することがとても多かった。優秀なヒトというのは優秀になろうとするヒトのうちの誰かのことなのだよねえ。

渡辺さんは「システム設計」という仕事について語っているけれど、もちろんほかの職業に一般化できるお話もたくさんあって、いつまでもプログラミングを楽しむためにというエントリはプログラマに限った話じゃなく「うんうん」とうなずかされた。

翌日に不採用の知らせを受け取った。
「プロジェクトリーダーが、年上のメンバーとは仕事をやりにくいと言っているから」


たしかに、そういうリーダーは結構いるように思う。僕も実際に自分でプロジェクトリーダーをやるまではそう思っていた。

実際にやってみたら、自分と同等か自分より腕のいい作業者をチームメンバーに持つのはものすごく幸せなことだという、とても簡単なことに気づいた。だって自分より腕の劣るプログラマに「こういう風にしてね」ってお願いしてハラハラドキドキしながら過ごして、できたソースを見て10分で「あれも直せこれも直せそれもっていうかもぉいい最初から僕が書き直すっ」みたいなバカなことしたくないもの。

当時僕がリーダーをしたときにメンバーになってくれた年上の人たちの性質も、快適なチーム運営に大きく貢献していた。彼らは自分の経験をゴリ押しすることが全くなく、指示が合理的であれば「はいよ」と言ってこなしてくれ、おかしい点があれば指摘してくれるという大変にありがたい人たちだった。

もちろん評価の時期が来るとそういう年上の人たちの給料を決めなければならなくて、それはとてもとてもイヤな作業だったわけだけど。


年齢の差がチーム運営に悪影響を与えるのは、年上に対してどうしても強く出られない年下側にも、経験が浅い人の言うことを素直に聞けない年上側にも問題があって、そういう問題が発生さえしないならば、僕がチームを運営するときはぜひベテランプログラマをチームに加えていただきたいと思う。
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by tockri | 2005-06-13 15:41 | ├ コンピュータ

クールビズ!

「クールビズ」っていうネーミングはいいですね。「省エネルック」よりずっといいね。

ネクタイしないことに大義名分が与えられて僕はたいへん嬉しい。ネクタイしないってことはネクタイと合わせること考えずにシャツが選べて楽しい♪

いや、普段そもそもスーツとか着ないんだけど。外出したときとかね。

で、岡本全勝氏のところで服装のオハナシが。
日本の政治9

クールビズ運動で官公庁はパニックということで(おいおい)
1 問題はノーネクタイ。着ていくシャツがない。
簡単に言うと、白いワイシャツ、特に長袖の場合、ネクタイを外すとかっこわるいのです。半袖シャツの場合は、ノーネクタイでも、かっこわるくありません。カラーシャツなら、十分かっこいいです。
ノーネクタイに似合うシャツと上着を、持っていないのです。
もっとも、多くのサラリーマンは持っていないので、これから買いそろえると、一時的な消費拡大にはなります。
はぁ、オジサマたちは大変ね。がんばれ!
で、
2 何を着ていいか、わからない。
んだそうで、今まで訓練されてこなかったから仕方ないというかなんというか、可笑しい。
ノーネクタイ運動は、日本の社会のありよう、官僚文化のありようを、変える可能性があります。個性を殺して回りに同調すること、自分で考えずに指示を待つこと。この二つに慣れた男たちに、革命を迫っているのです。
おお、そこまで大上段に来ちゃうのか。

でも、「何を着ていいか」悩んでる大半のオジサンたちの頭の中ってさあ、たぶん
「何を着れば自分に似合ってかっこいいか」
じゃないと思うね。
「何を着れば誰にも変だと言われないか、どこまでが許されるのか、柄はOKなのか、色は何色までが大多数に受け入れられるのか」
意訳すると
何を着れば個性を殺して周りに同調できるか。できれば自分で考えたくないから誰か示してくれ」
ようするに、紺のスーツとネクタイという安全圏を取り去られたから次の安全圏を必死で探してるんじゃないかな。浜辺で石をどけられて慌てて他の石の下に逃げ込むカニみたいなもんで。

で、優しい野田聖子オバサマが「クールビズ」の例を示して安全地帯はここですよ、みんながこういう感じで合わせれば他の人と違わないから怖くないですよ、と。

そんなわけで
②意識面
思考停止人間や過同調人間を、作らないようになる。ようやく、日本に自律した人間が育つのです。
こういう効果については残念ながらあまり望めないと思うな。

そんなどうでもいいことはおいといて、さ。

ちゃんと冷房の温度を上げましょう。真夏に女の子がカーディガンと膝掛け必須になるようなオフィスは間違ってるんだから。ちゃんとキャミのまんまでいていただく・・・いや他意はない。冷え性だったりお腹弱かったり大変なんだから気を遣おうよってハナシ。エネルギーをいっぱい使って病人増やしてどうする。


で、その続編としてトップページの最後でぽつり。
「たかが服」と、バカにはできないのです。奥さんたちのセンスも問われます。



って奥さんまかせかいっ!
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by tockri | 2005-06-11 10:32 | ├ かんがえごと

ソニーCSLシンポジウム

ソニーコンピュータサイエンス研究所.のオープンハウスシンポジウムを聞きに行ってきた。招待状が送られてくる大企業バンザイ。

ソニーCSLのいろんな「変な」研究(褒めてます)とか、地球シミュレータの佐藤哲也さんとか、心理学?哲学?脳科学?の 下條信輔さんとか。

どうも最近「脳」に関する話を聞く機会が何度かあって、話としてはとても面白いのだけど、さてこういう、異質な思考、思索とのぶつかりあいから何か生まれるかというと、まあ生まれるまでは生まれない。気長に神様が降りてくるのを待つのだった。


シンポジウムの最後に講演者が壇上でパネルディスカッションを行った。この手のパネルディスカッションが面白かったためしはないので手元のDynabookも閉じちゃってたのだけど、だんだん面白くなってきてメモを取り出した。

ディスカッションが次第に各人の研究内容を喋るだけになって膠着しちゃったところでCSLの所社長が乱入して
「自分のところに持ってきて今の自分の話とかして欲しいんじゃないんだよ、新しい科学のパラダイムについて今現在全く無いものについて議論をして欲しいんだ」
みたいな一喝したのが良かった。

そこでディスカッションとしてはグズグズになっちゃったのだけど、専門家同士の高度な専門知識の応酬じゃなくて、専門なんかどこにもないようなメタのそのまたメタみたいな、ある意味誰にでも論じることが出来るところに落ちてきたから、聞いてるこっち側の脳が勝手に働き出して面白かった。

朝日新聞の記者さんが言及していたように、運動する物体を記述するための学問が、ニュートン力学からニュートン力学の全体を「v ≪ c の特殊な系での近似」として包括してしまう相対論に変化したようなパラダイムシフトが、コンピュータを取り巻く世界に起こるとすればどんなどんなことだろうかと想像する。

そこで、はて、そういえば何のためにコンピュータを使っていたんだったかなと考えた。
1) 誰かと「会話する」ため
2) 考えや言論を「記録して再生する」ため
3) 実際にモノや人を動かさずにシミュレートして「未来を予測する」ため
4) ゲームで遊ぶため
5) コンピュータを上手に使うため
6) 自動販売機として

ああ(5)ってのはいかにも虚しい理由だなあ。でも構成管理とかってまさにコンピュータを利用するためのプログラムだ。もっと言えば「コンピュータを利用したときに起こるイヤなことを軽減するためのプログラム」。虚しいねえ。

さておいて。そんな使い道の道具としてコンピュータが使われていて、今のところTCP/IPとパソコンとかスパコンとか、要はALUとレジスタと主記憶を持ってるやつが一番便利ってことになっている。で、そういうのを、単なる「特殊な系」として包括してしまえるような物の見方。

…苦しいか。ダメだなこりゃ。

アインシュタインだってパラダイムシフトを起こそうとして起こしたわけじゃないだろうしね。パラダイムシフトを目的にするってのはきっと違うんだ。

「もっとものすごく便利に会話したい」
「もっともっと自由で豊かに記録して再生したい」
「もっとずっと正確にずっと遠い未来を予測したい」
「もっとハチャメチャ楽しく遊びたい」

その目的のために必ずしもコンピュータを前提としない考え方。あるいはノイマン型コンピュータ以外の突飛な発明、光速度不変みたいなインパクトのある発明との組み合わせ。そういうのが後でパラダイムシフトのきっかけだったと言われるのかも。


クオリアの茂木健一郎さんのブログを見っけたのでトラックバックを送ります。楽しかったです。今日のデモも楽しみにしています。
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by tockri | 2005-06-09 14:17 | ├ かんがえごと

郵政民営化の「無関心」

郵政民営化に関するニュースを見ていて思う。あちこちで「メリットが理解できなくて国民の関心が低い」ことが言われているけど、国の赤字体質を根本からなんとかすることがもしできれば長期で得になるんですよっていうハナシって、そんなに「理解できない」ってほど難しいハナシなんだろうか。みんな、日本がドツボ的経済状況にはまってしまうのは嫌だと思うのだけど。

過疎地のサービスがなんとか、のほうがよっぽど国民の関心は低いよね。だってほとんどの人は過疎地に住んでないのだから。

自分で興味を持って調べてみたから、僕はまあ何となく納得できてきた。(まだ二番目、三番目に大きな系の力学については書けてないけど)

どうも、テレビ局のみなさんがさぼってて放送に流れてないだけなんじゃないかって気がしてくる。そのままだと難しいんだけど大事なハナシをみんなに理解させる、なんて役回りを期待するのは高望みか?


日本の工業製品の品質がとんでもなく高いのは、消費者の目が(ほとんど粘着というほど)厳しいからだ。

選挙のときに誰に投票するかというのをみんなが厳しい目で選ぶようになってくれば、自然に政治家の品質は上がっていくと思う。感情論だけで息巻いてて、下手したら最近勉強始めたばかりの僕より経済のことを知らないんじゃないかみたいな政治家がいる現状ってなんか嫌だ。

安心して自分の住んでる国を任せられる政治家を選びたいと思うから、テレビがみんなの意識をそういう方向に操作してくれるとうれしいな。
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by tockri | 2005-06-08 10:40 | └ 政治経済
 
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