2005年 07月 11日 ( 4 )

東京再生計画

さて、僕は東京が嫌いなわけだけれども、東京にムカツく気持ちの中心は「とにかく狭くて混雑してて暑苦しい」というところに集約される。

そこから派生した、東京人に対して感情的にひっかかる点というのがいくつか。(以前のエントリ
・東京以外を均一に「地方」と呼んで「都市」とみなさない
・東京から外に出たがらない(海外除く)
・外に出てもいないくせになぜか東京で手に入るものが一番だと思ってる

で、こういう東京人の東京セントリックな性向というのは、どうも東京っていう街のつくり自体に原因があるんじゃないかと思うわけだ。

東京って街は、徳川の時代から放射状の都市計画がなされてきた。江戸城を中心として、旗本や銀座など幕府に近いものや重要なものから順に中心近くに寄せられ、人、モノ、金は中心部に集中していった。放射線と直行する環状道路もあわせて作られ、現在にいたっている。


そうして400年も経てばそこに住む人の意識に
「中心部と周辺部」
「環状○号より(山手線より)内側・外側」
という区分けが自然発生するのは必然だろう。環状の交通路は、東京人を内側へ囲い込む心理的な結界として作用している。

どうしても中心に向かってしまう東京人の意識にさらに枷をはめるのが「23区の内側・外側」、そして「東京都の内側・外側」という行政上の区分による結界。


中心部は絶望的にぎゅうぎゅう詰めでこれ以上モノを増やせそうに無いというのに、それでもなんとか結界の内側にありたいモノ達は上や下へ伸びたり、一つあたりの面積をありえないほどに削って詰め込んだりして内圧を高めていく。

住人はそれでも中心部の引力に逆らうことができず、やがてその内圧に適応する代償として想像力や感受性の一部を手放してしまう。または日々圧力に耐える自らの精神を守るために外側の世界を「すっぱいブドウ」として否定する。


この状況を解きほぐし、日本の首都が健全でストレスフリーな都市、さらなる発展を受け入れる包容力を持つ都市になっていくには、何重にも仕掛けられた結界を一つ一つ解除していき、中心部の引力を弱めることが必要なのだ。

具体的には…
・埼玉県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県を東京に合併。
・23区は統廃合して5つぐらいの市にする。
・山手線をやめて、もっと半径の広い(大宮あたりまでの)環状線を作る。
・外環自動車道を「内環」と改名、圏央道を「外環」に改名
・皇居を現在の千葉県あたりに移動、江戸城跡地を更地にし、現在の山手線の内側を碁盤目状に再開発することにより中心部の密度集中を緩和。




はっはっは。妄想だとも。名古屋みたいに大空襲で焼け野原にでもならない限りムリだ。
(過去何度か更地に近くなってるのにね。残念だったね。)

それらがムリって分かってて対案が思いつかないので、次善の策として僕は東京から離れて暮らしたいと思うのだ。

bewaadさんの■ [economy][politics]人口動態と政治的動向との関係についての一考察、およびkumakuma1967さんの■ [question]地方への投資と中央への投資がバランスする政治的解答とは?とちょっとだけ似た話(ぜんぜんちがっ)かなーと思ってトラックバックを送りつけてしまいました。

でも考えたらお二人とも東京人・・・喧嘩売ってるわけじゃないんですよう。…手遅れか?
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by tockri | 2005-07-11 20:37 | ├ かんがえごと

税金、その用途は無駄遣いか

昨日行った「竜神大吊橋」は日本で一番長い歩道橋の記録ホルダー。竜神ダムの水面よりはるか上に渡されて、ここでバンジージャンプでもやったら相当怖いと思う。やってないけど。

で、その歩道橋はどこへ続いてるかというと、どこにも続いてなくて行き止まり。おいおい。向こう側にはショボい鐘とかあって100円入れると音が鳴ってカードが出てくる。ショボショボ。

竜神峡の眺めは最高だけど、この橋自体が水色で変な装飾とかついててどうにも景観を壊しているような…ガッカリ。


これを作るんで34億円とかかかったらしい。どっからでたんだそんな金、というと、例の「ふるさと創生一億円」+村の予算なんだとか。


で、ふーざけんなふざけんなけんなけんな村の予算なんてつまり国からの自治体補助金だろうがつまり国民の血税を使って何してやがるゴルァって怒っちゃう人も多そうなこういう施設。報道ステーションでもとりあげられたみたい。

でもねえ。たったの34億とかでしょ。いいんじゃないの。5000億かけてつぶれるメルパルクよりずっと可愛いもんじゃない。国から流れ流れた金が地元の土建屋に渡って地元の蕎麦屋(水府はそばで有名)に渡ったり、いろいろ宣伝ができるようになって年に一回「水府そば祭り」とか開催して、県外からも僕達みたいな浮かれた連中が観光にやってくる。そこそこ活性化してるじゃない。

34億の元は取れてないかも知れないけど、それを言ったら、じゃあ元が取れてる事業なんて全体のどれだけだ、って話で。自慢じゃないがうちの会社も元が取れない研究開発いっぱいやってるぞ。何億もかけたコンピュータシステムが全然使えなかったりなんてよくある話。それでもひょっとしたら今よりよくなるかも知れないから「やってみよう」っていうことなんだ。お金の一番の無駄な使い方は「何もしない」てことだと思う。

もしも竜神大吊橋のおかげでなにかの偶然が重なって水府村が大ブレイクして観光収入が年間数億円とかになってたら、報道ステーションでは逆に褒められることになるのか。無駄かどうかってのは、結果論に過ぎない。「無駄だからやめろ」というのはどうにも寂しい主張に思える。
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by tockri | 2005-07-11 11:05 | ├ かんがえごと

「分からない」は反対する理由にならないでしょ

都議選の前あたり、民主党の誰かが街頭演説をしているのをたまたま見かけた。

あいかわらず(僕の視界に入る)民主党の皆さんは郵政民営化について「国民の関心が低く、なんのメリットがあるのかわからない、説明されていない」ことを反対の理由にしている。

おかしなことだ。僕程度の政治についてなんの予備知識も無い人がネットでちょくちょく調べるだけである程度のことは「分かる」というのに、それよりずっと有利な立場で、なんなら民営化委員なりに直接聞いてとりあえずのところを知ることが出来る人たちがなぜ「わからない」んだろう。

首相から直接、じゃないけど、竹中さんのとこが頑張ったりして説明はされてるよねえ。一応。あんまり良くないけど。

自分が聞いてない、調べてないって大声で主張してるだけの人にはちょっと僕の貴重な一票は投じられないなあ。


僕は僕の会社内でシステムを作って、この関数の中でループをどうやって抜けたら良いかを一生懸命考えている。床屋さんは目の前のお客の髪型をどう整えるか一生懸命考えている。代議士は税金の流れや郵貯の莫大な資金の運用先を5年後にどうしたら良いかとか、その他もっと細々した法律のことを一生懸命考えてほしい。

僕は投票するときに「あなたの考え方、政策に賛同する」と意思表明してある。そのときには、「僕が良く知らない、関心の無いことについてもあなたを信じて委任する」と表明したはずだ。だから、「国民の関心が低いからこの法案は扱うべきでない」だなんて無責任なことは言わないで、ちゃんと調べて、みんなの将来のためにいちばん良いとあなたが信じることを実現しようとしてほしい。
代議制ってそういうことじゃない?


いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」:郵政民営化の誤解~国会議員の場合にトラックバックを送信しました。
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by tockri | 2005-07-11 09:50 | └ 政治経済

月居温泉

茨城県大子町「月居温泉」。ああカメラ忘れた。


増水して「いつもより激しく落ちております」の袋田の滝で四度に分けて落ちる大瀑布を間近から何度も首を上下に振りつつ眺め、水しぶきで結構濡れたあと、近くの温泉へ。

この温泉はアルカリ性単純泉と書いてあって、ああつまりそのへんの「村おこし(ムリヤリ)温泉ね」と思わせるけど、ちょっと意外なほどいいお湯。透明でヌルヌルスベスベ。源泉の温度が45度ということで、かけ流しでちょうどいい感じ。露天風呂も小ぢんまりとしてお湯がぬるくて僕好み。ぬるいなあと思って長いこと入っていると、上がった後ものすごく体が温まっていることに気づく。

山の上にゴルフ場を造成しようとしたところ温泉が湧いちゃったため、ゴルフ場が地域に源泉の一部を提供したのが始まりらしい。地元の大工や左官屋が手作りでログハウスを建て、住民の手で運営されているそうな。

「地域民直営温泉」の看板になんだかクスリと笑ってしまう。建物の中の貼り紙とか看板とかの毛筆を書いたの、地元の書道の先生かなんかだよきっと。

すごく頑張って掃除とかされてて、気配りが行き届いていて気持ちいい。
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by tockri | 2005-07-11 09:41 | ├ 旅日記
 
移転しました。
by tockri
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