2005年 04月 27日 ( 1 )

経験と机上の学問

経験によって得られる知識と、教科書とか机上の学問によって得られる知識がある。

両者は包含関係にはなく、排他関係でもない。ある程度重なって、ある程度重なってない。

経験から得られるのは
  • こうすると上手くいく
  • こうすると上手くいかない
  • こうしても上手くいくこともあればいかないこともある、つまり関係ない
という、If-Thenで表現される「法則」であるのに対し、机上の学問によって得られるのは
  • こうすると上手くいく確率が増えるはず
という「傾向」であるように思う。


経験のみに頼っていると、「上手くいったりいかなかったりする」ということの相関関係について学習しにくい。人間は忘れる生き物だから、わざわざ記録でもしない限り、自分の経験した数回の試行から統計をとることができない。

経験だけでこれまでやってこられた「ベテラン」が机上の学問をバカにするのは、つまり、自分の経験上、「関係ない」とカテゴライズして切り捨てたことに対して一生懸命何かを語ろうとしているように見えるからではないか。そういう人は学問からみれば非合理な行動をとっている可能性がある。

これが経験だけでその道を極めたような「名人」の域に達すると少し様子が変わる。試行の数自体がとんでもなく多いため、ある程度の統計を印象としてとれていることがあるのだ。そういう人は机上の学問にも一定の理解を見せる。また、学問の側から見ても合理的な行動をしていることが多い。

以上、僕の「経験から得られた法則」。
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by tockri | 2005-04-27 17:34 | ├ かんがえごと
 
移転しました。
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