2005年 02月 28日 ( 1 )

幸せにならないニュース

テレビを観るのがあまり好きでない。とくに報道番組もワイドショーも区別がよくわかんないけど、とにかくああいうのには心底うんざりする。

一家五人を殺して自分も自殺未遂、なんていうショッキングな事件があるとすべてのチャンネルがそればかりになってしまうのがおかしい。

そりゃ、その事件自体は痛ましいことだけども、別にその事件があったことを知らなくたって僕の生活にはなんの変化もない。僕だけじゃない、その情報を得ることで役に立った、何かいい変化があったという人はほとんどいないはずだ。

それなのに今日の朝だけじゃなく、おそらく3日やそこらはすべてのチャンネルの「報道番組」はその事件関係者の近所を聞きまわり、
「温厚ないい人だったのにねえ」
「ぜんぜんそんな風には見えなかったですよ」
など情報量0の時間を延々と流し続けるんだろう。

実は僕の家の近所の神社でなにか面白い行事が行われてたり、友人が通勤に使う電車が遅れてたりするのに、そういう誰かが幸せになるような情報は流されなくて、時間をかける優先順位は「ショッキングかどうか」だけに左右されているように思える。いや、そもそもワイドショーをあまり観ていないからよくはわからないのだけど。僕からはそう見える。

30分なり1時間なりの時間の優先順位のつけかたとして、そういうのがダメだとかじゃない。人の悪口とか噂話とか野次馬根性とかは大嫌いだから僕は見ないけど、別にあっていい。

そうじゃなくて、どうやらすべてのチャンネルの報道番組が同じ優先順位を採用しているようなのがダメだと思う。「この情報を得ることで幸せになる人が多いかどうか」を基準にする報道番組があれば見るかも。そういう番組では、同じ事件でも無理心中だのオタク青年のストーカー殺人だの高校生がナイフ振り回したりだのという見出しではなく、単なる(といっちゃおかしいが)殺人や傷害として1分程度で流されるのだろう。

経済のニュースにしたって別にコクドの会長がどこのどんな大豪邸に住んでようが関係なくって。どういうあくどい事をやって誰にどういう被害や影響をあたえたのか、そういうのを、まあ一方的な視点からで構わないから教えてほしいわけなのだと考えると、なんだネットで検索すりゃいいじゃんってことになる。

ネットで検索すれば嘘も妄想もいろいろごちゃ混ぜで流れ込んでくる。時事ネタについては、まあ仮に嘘を信じてしまったとしても問題ない。だってその「知識(借り物だけどな)」を他人にひけらかそうとさえしなければ、誰にも実害はないわけだから。

だとすると、僕がテレビの報道番組に求めるのは、検索しようかなっていう動機の足がかりとなる、「数撃ちゃ当たる」的な時事ネタのリストだってことになる。願わくば誰かの幸せを願ったリストの順序付けだと、自分が幸せになる確率が高まるからうれしい。
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by tockri | 2005-02-28 18:28 | ├ かんがえごと
 
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