2005年 01月 29日 ( 1 )

要素の単純な総和は全体と等しくない

江島健太郎さんのブログで4回にわたって哲学的なオハナシが連載されてた。これ系のハナシが好きな割に片手で足りる程度しか本を読んでないので知らない人の名前とか出されても「ふ~ん」て思ってしまうのだけど。
ウィーン生まれの理論生物学者ルートヴィッヒ・フォン・ベルタランフィによって、今日の科学においてもっとも重要な命題、「要素の単純な総和は全体と等しくない」という立場が初めてはっきり打ち出された。
こういうの読んでてよく哲学のヒトって「○○(人の名前)によれば…である」っていうふうに他の人の言及を前提として自分の論理を構築していくよねえ、あれがちょっと気になってきた。もちろん、本人はその○○さんの書いたものよく読んで理解してるんだろうし、自分でイチから構築してたらあとに出る本ほど分厚くなっちゃうから論理を引用するのはかまわないんだけども。

ただこうやってどんどん連鎖していくと、あとの方にでてきた、より複雑な事象に対する論理っていうのは前に誰かが言及した単純な事象に対する論理を前提としていて、「要素の単純な総和」になってしまうんじゃないかな。それは「全体」を実は正しく説明できてないんじゃないだろうか。

物理をかじったものにしてみれば、ミクロ系で正しいと思える理論をつみかさねてマクロ系になった途端に破綻するなんていうのはすごく納得できるハナシなので、哲学的な思索のつみかさねが、一般的に想像不可能なレベルに複雑になったときにそれはどうやって破綻してないことを証明すればいいんだろうって心配になったのだった。
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by tockri | 2005-01-29 09:59 | ├ かんがえごと
 
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