新しい科学論―事実は理論をたおせるか

新しい科学論―事実は理論をたおせるか / 村上陽一郎

函館へ向かう飛行機の中で後半部分を一気に読みきった。面白かった。満足。

データ=与えられたもの、を「裸の眼」で見て、新しくより真実に近いデータが見えたことによってそれを説明する理論がそれまでの古い理論を包括したり否定したりして自然科学が進歩していく、という構造と歴史を説明してくれる前半部分。その間、著者は「まあ、あとでこういう見方をひっくり返そうとしてみるんですけどね」といい続けるので納得しながらひっくり返される快感を期待してわくわくしながら読み進んだ。

「解答篇」の後半、自分でおぼろげに納得済みのことが大半だったせいでひっくり返される感じはしなかったけど、でも、理神論や無神論という、僕は知らなかった考え方をとても簡単に説明してくれたり、「理論が事実を作る」というのを医者がレントゲン写真を見て病巣を発見する例で説明してくれたり、何より、知らないヒトとか理論の名前をポンと説明抜きで出して「こんなの知ってて当然でしょ」みたいな高飛車なところがないのがとてもうれしい。賢いヒトが難しい言葉使うのあんまり好きじゃないから。
[PR]
by tockri | 2005-02-15 11:55 | └ 読書
移転しました。
by tockri
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新のトラックバック
[media][gove..
from bewaad institu..
甘やかされた男たち
from とっくりばー
~が下手
from たのしい検索・ゆかいな検索
例えバトン
from ひまわりてんびんへの道
例えバトン
from 明日は明日のホラを吹く-To..
リンク
ライセンス

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

このブログのテキストおよび画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。




検索
ファン
ブログジャンル
画像一覧