公開いじめショー

いつも朝、テレビでズームインとかめざましとか思いっきりとかを見かけると、「あ~あ」とげんなりすることが多い。

幼児殺人だとか子供がプールで亡くなったとか監禁とかゴミ屋敷とかを、そんなに何日も何日もかけて、しつこく「報道」とやらをする必要があるのかがわからない。そういう事故やら事件が起こりました、これこれの原因で起こったようでどうこうの処理をされました、そこまではまあいいとして、犯人の小学校の卒業文集やら被害者の通夜やら、関係ないじゃん。公共の電波は一分一秒が貴重なんじゃなかったの?

わかりやすく「悪い奴」とか、行政の不行き届きとか警察のミスとか、そういうのをこきおろすのはたいへんキモチイイことなので、じゃあみんなでこきおろそうぜってテレビ主導の「公開いじめショー」を行ってるように見える。いじめる対象は「普通」から外れてれば外れてるほどいい。

いじめショーの獲物として好都合なのは、
・精神病っぽい犯人:みんなで「うわぁ気持ち悪い」「あーはなりたくないわねぇ」と見下すのはとてもキモチイイので好都合。もちろん責任能力がある範囲内でないとだめ。完全にラリラリなのはショー向きではない。
・ヲタク、引きこもり:同上
・行政、公的機関:みんなが「絶対に間違えてはいけない」となぜか厳しい目で見ている対象なので凡ミスでも思いっきり叩けてキモチイイ。そして報復を受けにくいので好都合
・教師、病院:同上

たぶん不都合なのは
・同業者:その事件では思いっきり叩けても、他の事件で叩き返される危険が大きいので不都合
・政治家、政党:大人の事情が。最初は威勢良く叩いてても次第にうやむやになる。
・暴力団:大人の事情が。
・大企業:大人の事情が。ただし叩ければかなりキモチイイので、三菱自動車とか雪印とかみたいに再起不能になりそうなほどの大失態の場合は、報復の危険が少ないので大いに叩く。
・宗教:同上
・中小企業:叩いても大してキモチヨクならない。
・普通の犯人:同上


いじめのネタになりそうなものを何でもかんでも持ってきて適当に理由づけてストーリーを書くのが脚本家の仕事なのか。もし僕が何かちょっと珍しい事件を起こしたらきっと小学校の卒業文集に書いた将来なりたいモノ、「天皇陛下」って、「いやそれ世襲制だから」のツッコミ待ちの、当時としては精一杯のギャグを持ってこられて
「当時から誇大妄想のケがあったようで…」
とか言われちゃう。あとこのブログもきっと上手に切り貼りされて気持ち悪い怪物が書いたものみたいに編集されちゃう。きゃーこわい。
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by tockri | 2006-08-07 01:29 | ├ かんがえごと
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