生涯結婚しない人々

ブログ時評より「20代男性の3人に1人は生涯未婚の恐れ」。

2005年度国勢調査の速報集計結果概要では主に少子、高齢化について重点的にレポートされている。一世帯あたりの人数は2.6人でずんずん少なくなっているとか、独り暮らし高齢者が増えたとか、子ども無し夫婦が増えたとか。

で、それとは別に集計データをもとに「生涯未婚率」なるものを導いたのが上記エントリ。いろんな計算方法があるもんだ。

実際にそういう確率がその通り機能するかどうかはわからないし、ひょっとして数年後にものすごく結婚しやすい社会状況になって結婚ラッシュになるなんてのもありえるわけだけども、こういう数値が10年前、5年前よりも有意に低くなっているというのは、やっぱり今の世の中、どうやらなんだか結婚しにくいことになってるんだろう。

原因は知らない。要因はいくつか思いつく。たぶんもっとある。

給料が安い20代が増えた。そしてその給料が順調に上がっていく見込みがない。10年前なんて大手製造業では月2万円のベースアップがずーっと続いてたらしいよ。考えられん。今は成果主義をうまく利用されて何年経っても初任給のままなんてこともざら。これじゃ怖くて結婚とかましてや出産なんてちょっとできない。

諦めちゃう人が増えた。酸っぱいブドウなんていらない、独り身でいろんな楽しいことあるもん。女に免疫のない僕がムリしてカッコ悪い真似して、そこまでしたのに「キモッ、ウザッ」とか言われたらなんて考えるだけでも恐怖だ。なーんて。

親の世代が家庭崩壊してる。家庭を顧みない父親、ぐれる子ども、何も出来ない母親。あのぐれてた子どもは今20~30代。あれを自分で繰り返したいかどうか。

ブログ時評では
現在結婚することに利点があると感じているのは未婚男性の6割(62.3%)、未婚女性の7割(69.4%)であった。逆に男性の1/3(33.1%)、女性の1/4(26.3%)は結婚に利点はないと考えている。
というアンケート結果もひかれている。たしかに、昔は結婚の利点、というか、独身者は今ひとつ信用されないみたいな、独身者に対する圧力があったけど今はない。

そもそも論の流行。「ていうかなんで異性とつきあって結婚しなきゃいけないわけ?いいじゃん、そんなの誰も困らないじゃん」と、誰にとっても答えにくいことを誰かに問いかけて自分が賢いことを自分の中で確認したい癖。別にいけなくはないんだってわかってるくせに。


結婚しようと考える人が減っていく要因はいくつか思いつくけど、結婚しようと考える人が増える要因はあんまり思いつかない。

ひとつぐらいはひねり出してみた。

再婚のハードルが下がった。「ま、きょうびバツの一つや二つ、珍しくもない」と、深刻視されない。

でも再婚する前には離婚してるってことで…婚姻率は上がってないな。うう。


当事者として考えてみても、僕自身はつい最近結婚したところだけども、奥さんほどぴったりな人と出会わなかったらたぶん今も独身だっただろうと容易に想像がつく。幸せになれる確信をもてれば結婚するし、そうでなければ独身でいるっていうオプションが選択可能になってることで、相手と自分の環境に対する妥協ラインが高くなってるような気はする。
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by tockri | 2006-07-22 12:50 | ├ かんがえごと
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