他人を幸せにしたいじゃないか

[自分語りウザー]

最初はソフトウェア屋さんをやって、製造業に転職して、まあ社会人になってからずっとなんかしら作り続けてきた。どうやら僕は物を作るのが大好きだし、プログラムを作るのは自分のイマジネーション以外の制約をほとんど何も受けないのでコンピュータの中限定だけど魔法使いになった気分が味わえて好きだ。(世の中の量産型ヘタレプログラマーのボトルネックは実は知識や残業時間じゃなくて想像力なんだよ。)

そしてもっと好きなのが、自分が作ったものや自分がした仕事で他人が幸せになるっていうこと。誰も幸せにできないモノや、あまつさえ誰かを不幸せにするモノなんて作りたくない。

自分の奥さんを幸せにするとかっていうのはまたちょっとそれとは違ってそれは僕の力の及ばない範囲が大きいから、幸せにするっていうより一緒に幸せになるっていう感覚なのだけど。(新婚2週目)

[自分語り終了]

ろじゃあさんのモノヅクリに関するエントリー「ロータリーエンジンの血脈、広島の人の夢・・・プロジェクトⅩを揶揄する前に我々はやることがあるのではないか」
これらの「創る」そしてその後継続的に「作る」という姿勢が日本の若者に失われてしまって、シンボリックな作業をする者のみが残ってしまったら・・・・社会的インフラも維持できなくなってしまうぞえ。
と書かれていて思わず過剰反応を。日ごろから、誰かを幸せにしない仕事でボンボンホイホイ稼いで自分はちゃっかり幸せになる(*)人たちがいることにムズムズしているのでつい。悪気はないんです。

(*)僕は「お金がなくても得られる幸せもあるしお金がなくて諦めなきゃいけない幸せもある」「従ってある程度の幸せはお金で買える」と思っている。共感されない方はしなくて結構。

「モノヅクリ」が偉い、という感覚は僕にはあまりない。偉いのは「誰かを幸せにする」こと。少なくともRX-8を買った人、さらにロータリー萌えの人(ハイハイハイ僕も萌えてます、買ってないけど)はロータリーエンジンの開発チームのおかげで幸せになってる。
今世の中で成功しているハードウェアは、ほとんどがその持ち主を幸せにしている。だから偉い。

「お話しするだけ」のコンサルタントであっても、僕が以前クライアント側の一員として仕事したある方は純粋に偉い、と感じた。その人はあんまり話すのが巧くないこちらの担当者の事情を根気強く聞き、あるいは聞き流し、深く洞察して本質を想像し、短い期間にものすごい手間をかけて丹念な資料を作って実現可能な提案をしてくれた。ちゃんとこちらは幸せになることができた。

でもそうやって他人をちゃんと幸せにするコンサルタントってどれほどいるだろう?それでもなぜか企業は「お話」に百万、千万のカネを払う。偉くない。

お金を払ってお金を増やしてもらうっていうコストパフォーマンスが100%以上でものすごい儲かるサービスについても、そういうことがありえるのが資本主義であってそういうことがあるからモノヅクリも活きるのであってって、わかっちゃいるけどムズムズするのは僕がオコサマだからなんだって知ってるさ。

また、ちなみに偉くない「モノヅクリ」もある。世の中に虫のごとくはびこる大手中堅下請けシステム屋。「要件定義がころころ変わるから」「納期が短くて」いろいろ言い訳はあろうが、最初と最後だけを取り出せば、ようするに
何億円ってカネを払って、こちらは誰も幸せになってない。(誰も使わない、とか、無理矢理使わせられるけど使いにくくて死にそう、とか)
ってことだ。億単位のカネを、たとえばビルの内装デザインにつぎこんだら、結構幸せになるよ?ソフトウェアだとなんでカネが無駄になるのか。そのへんはまた今度。
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by tockri | 2005-12-15 12:16 | ├ かんがえごと
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