政治ミーム2

bewaadさんの「政治ミーム」理論構築ゲームゲーム参加申請をいれてみたところ理論構築ゲームの続きの返答をいただきました。(トラックバック再開おめでとうございます)

他の高度に専門的なエントリのほうで忙しくされていてもちろんお仕事も忙しいのにこういう雑談(または与太)につきあっていただくのが申し訳なかったりしながら、楽しくてつい書いてしまう私を許して~
征服や革命はミームに内在する政権交代スキームというよりミームの淘汰であるとwebmasterは考えながら先のエントリを書きました。
なるほどなるほど。ここはちょっと政治ミームの扱いの違いがあったようです。というか、言葉の定義について発案者にたてついてどうするんだ>自分

僕が「君主制ミームにも征服などの政権交代は含まれているのでは」と書いたときには、征服と革命は完全に別のモノととらえていました。ミームの定義より、政治ミームを
その統治形態をよしとして受け入れる、あるいは使用して統治する心のあり方
のように考えています。

まず征服について。君主制ミームが社会を満たしている社会では
  • 政権交代を目論む人は「今の君主はダメだから(あるいは弱いから)オレが新しい君主になってやる」とは考えても「君主制をやめたほうがいい」とは考えない
  • 被統治民は「新しい君主様になってくれたら少しは暮らしが楽になるかのう」とは考えても「君主制をやめたほうがいい」とは考えない
という状態があって、そこでおこる政権交代が征服。日本の国盗り合戦とかフランス百年戦争みたいなのをイメージしてます。ここではミームの淘汰は起こっていません。

革命について。君主制ミームが蔓延している社会において突然変異的に誰かが「誰が君主でも同じことだ、共和制っていう新しい政治のほうがいい」という新しいミームを生み出し、当時はそのミームに環境適応性が高く淘汰されずに蔓延して君主制ミームを淘汰し、結果的に政権交代がおこり制度が変わってしまうのが革命。

要すればあるミームがどれだけ不安定であるかは、不満を持つ人口の全人口に対する比率と不満の量との積で表され、その積を減らすように変異する方が存続する確率が高いということに他なりません。
という、この部分には異論はまったくありません。

しかし、返答頂いたエントリの後半でだんだん「政治ミーム」=「制度そのもの」になってしまっているように思えます。それではせっかく「ミーム」ていう面白いものを取り出した意味が薄れてしまうと思います。政治ミームと制度はちょうど遺伝子と表現形質の関係だとしたほうが面白いのではないかなと。
そのため、
今のところ立憲民主政は、現政権への不満が制度(ミーム)への不満とイコールでないという点において、それがイコールである程度が高い他のミームよりも現在の環境では淘汰されずに生き残りやすいというに過ぎません。
というところで立憲民主政ミームの強さについて僕がbewaadさんと同じ点をイメージできているかちょっと自信がないです。

僕は「そういう悪い政権を選んだのは自分たちじゃんか」という責任転嫁というか、不満の矛先がぐるっと回って自分に向いてしまう構造を持っている点で立憲民主政が政治ミームとして(生き残り能力で)優れていると思います。あと、ミームには(ちょうど人間の遺伝子のジャンク部分に太古の生物の遺伝子配列が含まれているように)記憶があって、過去の制度のよくなかった点をちゃんと覚えていて、そちら方向に振れそうになるとブレーキがかかる性質もあるため、新しい政治ミームになればなるほどよっぽど強い別のミームなり環境の大変化がない限り淘汰しにくい、なんていうのもどうでしょう。

えー、僕すでにbewaadさんの所期の目的であった「総選挙を論じる」から外れて「理論それ自体の面白さ」を求めてしまってましてどうもすいません。
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by tockri | 2005-10-01 13:11 | ├ かんがえごと
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