陰摩羅鬼(おんもらき)の瑕

京極夏彦。

こないだ観た映画の影響を受けて思わず新しいのを買ってきてしまった。朝、会社まで歩く30分とか、出張とかの電車の中など、短い時間をつぎはぎして読んでいるため、どうしても没入感は薄れてしまう。「世界を読ませる」京極小説を途切れ途切れで読むもんじゃないね。

そんなダメな読み方でいま半分ほどのところまで来ている。この時点で、犯人も動機も想像がつきつつ(作者の誘導によってそうとしか考えられなくなっている)、つまり推理小説を読むという行為としては読み続けるエネルギーが供給されないガス欠状態で、京極小説を読むためのエネルギーであるところの、京極堂による憑き物落としのカタルシスへの期待感だけで進んでいってる。半分っても、普通の単行本なら1冊半は読み終わってる分量だから。いや、読むの好きだから苦にならないんだけども。

「これは謎解きでも犯人当てでもない」というお説はごもっとも。でも推理小説の文法に従って犯人だの動機だのがなんとなく隠されて登場人物がわざとらしく不思議がったりしてるから、推理小説に毒されきった脳は勝手に反応して暴きたくなってしまう。

もういっそ気持ち悪いので「こいつが犯人で、動機はこう!じゃ、後でちゃんと楽しませてやるから続きを読め」と言って欲しい。



ちなみに、京極の作品のタイトルをブログに書くときは、頑張ってIMEに変換をお願いするのではなく、Googleで「おんもらき 京極」とか「うぶめ 京極」とかで検索すればかならず出てくるので、それをコピーするが吉。
[PR]
by tockri | 2005-08-01 12:30 | └ 読書
移転しました。
by tockri
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新のトラックバック
[media][gove..
from bewaad institu..
甘やかされた男たち
from とっくりばー
~が下手
from たのしい検索・ゆかいな検索
例えバトン
from ひまわりてんびんへの道
例えバトン
from 明日は明日のホラを吹く-To..
リンク
ライセンス

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

このブログのテキストおよび画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。




検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧