東京再生計画

さて、僕は東京が嫌いなわけだけれども、東京にムカツく気持ちの中心は「とにかく狭くて混雑してて暑苦しい」というところに集約される。

そこから派生した、東京人に対して感情的にひっかかる点というのがいくつか。(以前のエントリ
・東京以外を均一に「地方」と呼んで「都市」とみなさない
・東京から外に出たがらない(海外除く)
・外に出てもいないくせになぜか東京で手に入るものが一番だと思ってる

で、こういう東京人の東京セントリックな性向というのは、どうも東京っていう街のつくり自体に原因があるんじゃないかと思うわけだ。

東京って街は、徳川の時代から放射状の都市計画がなされてきた。江戸城を中心として、旗本や銀座など幕府に近いものや重要なものから順に中心近くに寄せられ、人、モノ、金は中心部に集中していった。放射線と直行する環状道路もあわせて作られ、現在にいたっている。


そうして400年も経てばそこに住む人の意識に
「中心部と周辺部」
「環状○号より(山手線より)内側・外側」
という区分けが自然発生するのは必然だろう。環状の交通路は、東京人を内側へ囲い込む心理的な結界として作用している。

どうしても中心に向かってしまう東京人の意識にさらに枷をはめるのが「23区の内側・外側」、そして「東京都の内側・外側」という行政上の区分による結界。


中心部は絶望的にぎゅうぎゅう詰めでこれ以上モノを増やせそうに無いというのに、それでもなんとか結界の内側にありたいモノ達は上や下へ伸びたり、一つあたりの面積をありえないほどに削って詰め込んだりして内圧を高めていく。

住人はそれでも中心部の引力に逆らうことができず、やがてその内圧に適応する代償として想像力や感受性の一部を手放してしまう。または日々圧力に耐える自らの精神を守るために外側の世界を「すっぱいブドウ」として否定する。


この状況を解きほぐし、日本の首都が健全でストレスフリーな都市、さらなる発展を受け入れる包容力を持つ都市になっていくには、何重にも仕掛けられた結界を一つ一つ解除していき、中心部の引力を弱めることが必要なのだ。

具体的には…
・埼玉県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県を東京に合併。
・23区は統廃合して5つぐらいの市にする。
・山手線をやめて、もっと半径の広い(大宮あたりまでの)環状線を作る。
・外環自動車道を「内環」と改名、圏央道を「外環」に改名
・皇居を現在の千葉県あたりに移動、江戸城跡地を更地にし、現在の山手線の内側を碁盤目状に再開発することにより中心部の密度集中を緩和。




はっはっは。妄想だとも。名古屋みたいに大空襲で焼け野原にでもならない限りムリだ。
(過去何度か更地に近くなってるのにね。残念だったね。)

それらがムリって分かってて対案が思いつかないので、次善の策として僕は東京から離れて暮らしたいと思うのだ。

bewaadさんの■ [economy][politics]人口動態と政治的動向との関係についての一考察、およびkumakuma1967さんの■ [question]地方への投資と中央への投資がバランスする政治的解答とは?とちょっとだけ似た話(ぜんぜんちがっ)かなーと思ってトラックバックを送りつけてしまいました。

でも考えたらお二人とも東京人・・・喧嘩売ってるわけじゃないんですよう。…手遅れか?
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by tockri | 2005-07-11 20:37 | ├ かんがえごと
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